最近の毛髪研究では、
現代人は昔の人に比べて生活習慣やストレスから
『 頭皮が弱って 』 きていることが解ってきています。
当然、頭皮が弱るということは、
生えてくる髪の毛に元気がなくなります。
『 畑 』 と 『 作物 』 の関係のように
土壌が悪くなると作物の育ちは悪くなりますよね。
そのため数年前から頭皮改善のために
『 ヘッド・スパ 』 や 『 頭皮用商品 』 が
数多く出回っていますが、
頭皮の汚れを取るだけでは完全に良くはならないと思うんです。
アルコバレーノでは全ての薬剤施術において
『 ケア オイル 』 を使いながら施術・頭皮のケアを行っています。
いまオイルが色々な用途で流行っていますよね。
しかし、オイルといっても全てが
頭皮・髪の毛に良い訳ではなく、
使い方も重要になってきます。
オイル自体は皮膚に対して浸透力が高く、
古い角質にもじっくり浸透していきます。
頭皮の角質層は顔に比べて
厚く古い角質が堆積しやすいため
除去するにあたっては界面活性剤を使うよりも
オイルが最適などではないかと思っています。
『 ヘッドスパを長時間を行った方が良いのではないか? 』
ヘッドスパを長時間するということは、
長時間お風呂に入っている皮膚のように
ふやけた柔らかい皮膚をゴシゴシと
あかすりするような感じになってしまうので
アトピーなどの症状や頭皮の弱い方には
負担をかけてしまいかねません。
万人向けとはいかないと思うんです。
また、元気な頭皮を育むのにはマスコミでも
『 皮脂を取り除く!! 』
『 毛母細胞に効く!! 』
ことが最良みたいになっていますが、
実は、毛根部にある
皮脂を出す 『 皮脂腺 』 が大事とされているんです。
毛が生えている所は、人間の大事な部分であり、
『 濃度の濃い皮脂 』 が出ます。
臭いも強く出ますよね。
それは女性ホルモンに関係していて、
頭毛の場合は髪の毛の 『 発育ホルモン 』 が出るためなのです。
界面活性剤を強化し
皮脂を除去するだけのシャンプーや
研磨剤を混ぜたようなネコソギ商材で
じっくり頭皮をヘッドスパするだけでは
頭皮ケア ⇒ 育毛まではフォローされていないような気がします。
酸化した皮脂は取り除くことは必要ですが、
頭皮を守る分の皮脂は残しておかないと
外部からの刺激から守られず、
油分を取り過ぎて頭皮が乾燥しすぎることで
『 発育ホルモン 』 も頭皮全体に
行きわたらないという事にもつながります。
頭皮を健康に保って
『 頭皮が健康な人 』=『 髪の毛が痛みにくい人 』となれるように
中・長期的に健康な頭皮を育む
ご協力ができればと思っています。